BSケアとは?

「乳房の声」に耳を傾けるケアです。
基本的に母乳育児が上手くいっていると感じている場合、ケアは必要ないと考えます。
そして、母乳育児の要は赤ちゃんの吸啜にあると考えています。
しかし、赤ちゃんの吸啜だけでは乳房に起こっている現象を解決できない場合、ケアを行います。
BSケアは、赤ちゃんの母乳吸啜メカニズムに倣い、それにできるだけ類似した動きで
我々の手指を用いて行ないます。(下図参照。図はイメージ像を表しています)

赤ちゃんの口腔内と、BSケア時の母指と示指を重ねた図

「フムフムネットワーク:児の母乳吸啜メカニズムに基づく乳房ケア第3報:
BSケアの理論と実際その2,ペリネイタルケア,メディカ出版,22(8),2003,775-9より」

※乳房の声とは・・・
皆さんは、一般的に乳房トラブルという言葉を使われていると思います。
BSケアでは、トラブルという言葉を使いません。
それは、なぜか?

俗に言うトラブルは、乳房そのものの声かもしれないし、
心の声かもしれないし、
母親を取り巻く社会や環境からの声かもしれない。

このように身体の内に秘めたものが、一番弱い乳房に身体の症状として表れるのです。
それが乳房に必然として表れたのは、すでに癒しに向かっていることです。
なぜそうなったのかを?を母子に寄り添い、一緒に考えながらケアを行います。

 

 

 

 

イトオテルミー療法とは?

からだにぬくもりと刺激を与えることで、自然治癒力に働きかけ、病気の予防、疲労回復、健康増進を図る温熱刺激療法です。
使い方は、冷温器の内管にテルミー線を装着し、テルミー線を点火して外管に挿入します。
冷温器2本を1セットにして体表を摩擦します。

 

効果、効能

疲労回復、血行をよくする、筋肉のこりをほぐす、筋肉の疲れをとる、神経痛、筋肉痛の痛みの緩解、胃腸の働きを活発にする。

 

温熱刺激療法

特徴

テルミーのぬくもりは、優しくおだやかです。
こどもからお年寄りまで、家庭で簡単にかけ合いができ、自分自身でもかけられます。
副作用がなく、医薬品との併用も差し支えありません。

ロゴ

 

由来と沿革

イトオテルミー療法は伊藤金逸医学博士が1929年(昭和4年)に発明した約80年の歴史を持つ民間療法です。
伊藤金逸博士は京都府立医学専門学校(現、京都府立医科大学)を卒業後、東京帝国大学精神医学教室に入局し、約20年に渡る研究、実験を経て、イトオテルミー療法を発明しました。
イトオテルミーの「イトオ」は伊藤金逸博士の姓を由来に持ち、また「テルミー」はギリシャ語で「温熱を利用した療法」を意味しています。